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新ゲッターロボ二次創作「新ゲッターロボG」19

「野朗、また変わりやがったな。見てやがれ、たっぷりさっきまでのお返しをさせてもらうぜ」
一号機のモニターに翔の顔が映る。
その表情は、例によって落ち着いていた。
「奴の狙いは我々だ。ここで戦っては被害が拡大する。町から遠ざけるぞ」
踵を返す三機のゲットマシンを追って、玄武が海へと突入する。
海水を巻き上げながら、凄まじい速度で食い下がる。
その体の各所には、生物らしからぬスクリューや推進装置が露出しており、これらが水中での圧倒的な機動力を実現しているのだ。
三号機を誘導操縦していた翔は、小さく息を吐き出した。
コックピットの中に、招かれざる客を見つけたからだ。
「號、お前は余計なお客さんを連れてきたらしいな」
それを聞いた號は、嫌な予感を感じながら、三号機のコックピット内部をモニターに映す。
予想は的中した。
中にいたのは、號が殴りとばした青年だった。
とっくに逃げたと思っていたが、同じく着陸していた無人の三号機に忍び込んだらしい。
計器の類を、いかにも興味深そうに眺めている。
「おい、てめえ!一体なにしてやがる。こんな所まで、のこのこ来やがって。死んじまうぞ!」
だが、その声は聞こえていないようで、青年は完全に自分の世界に入ってしまっていた。
精巧なメカニズムに陶酔した様子で、あちこち触って弄りまわしている。
二号機から誘導操縦されていたことが幸いした。
一度オートパイロット機能が解除されない限り、どこをどう動かそうが影響はないのだ。
さもなければ、今頃とんでもない方向に飛んでいってしまったかもしれない。
町から遠く離れた海上まで来た時、翔が切り出した。
「お前がサボっていたお陰で、二号機の損傷が激しい。あまり長時間は戦えないぞ」
「後は俺に任せとけ。ゲッター1でぶちのめしてやる」

號は、コックピットから後ろ下を確認する。
海面を走る玄武が、スピードを緩めず、追跡してくるのが見えた。
號と翔は機体を上昇させ、一号機を先頭にして、三機が縦方向に直列に並んだ。
ある高度まで達すると、旋回して反転し、海に向かって方向転換する。
玄武が真下に来るタイミングを見計らって、そのままの隊列で海の中に突入し、水面にぶつかる前に合体する。
「レッグブレード!!」
合体したゲッター1は、すぐさま脚部から刃を展開し、空中から蹴り込むと共に、その鋭い先端を玄武の背中に叩き降ろした。
だが、レッグブレードは敵の体に突き刺さることなく、分厚い甲羅に阻まれて、弾かれてしまった。
それどころか、硬度で負けたブレードは、真ん中辺りから砕け、折れて欠落した先端部分が、回転しながら宙を舞った後、海中に没した。
初手の一撃は失敗に終わったのだ。
「くそっ!」
盛大な水しぶきを上げながら、ゲッター1が着水する。
海底に向かって沈んでいくゲッター1の背後から、玄武が猛烈な勢いで突進してきた。
コックピットに衝撃が走る。
体当たりをもろに食らったゲッターは、バランスを崩して、海底の岩場に背中から突っ込んだ。
「ぺっ!なかなか洒落た真似をしてくれるじゃねえか……!」
口の中に血の味が広がる。
先程の衝突で、口の中を切ったらしい。
操縦桿を握り直した號は、ゲッターを立ち上がらせた。
力強く両腕を構えたゲッターのボディから、白い光がほとばしる。
「マグフォース……サンダァァァッ!!」
「待て、號!」
怒濤の如く放たれたプラズマエネルギーの前には、いかなる敵も粉砕される筈だった。
だが、その勢いは急激に衰え、ゲッター1の手から撃ち出されて間もなく、海水に溶け込むようにして、完全に消えてしまった。
「何だ!?どうなってんだ?」
「水中ではプラズマエネルギーが拡散してしまう。マグフォースサンダーは使えない」
必殺の筈のゲッター1の行動は、ただ無駄にエネルギーを消費しただけに終わった。
今が好機と見て、再び玄武が体当たりを仕掛けてくる。
「オォォォプンゲットッ!!」
號は、ぎりぎりまで相手を引きつけてからチェンジレバーを引いた。
ゲッター1が三機に分離し、攻撃を回避する。
その結果、玄武は、ゲッターの後ろにあった岩盤に自らぶち当たり、辺りには、もうもうたる砂煙が立ちこめる。
「このままでは不利だ。一時撤退した方がいい」
「いや、まだ手はあるぜ。『ゲッター3』だ」



この辺りまでで三年前のストックが切れました。
本当はもうちょい前ぐらいで途切れてたのですが、あまりにも尻切れトンボで終わってたので若干書き足してます。
考えた結果、とりあえずこのまま最後まで書いて全体の構成を固めることにしました。
今考えているのも、かなり変更した部分もありますが、この初期案に設定を追加して書き直すつもりでしたので。
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プロフィール

研究員D

Author:研究員D
「ギリギリ映らない画面端にいるエキストラ研究員」のイメージというのが名前の由来。
基本的に特撮ヲタ。
また、マイナーなものに惹かれる体質。
特撮全般および一部のアニメや漫画(マイナー作品とか古いの)を愛する。

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